グライダーとは

滑空記章

関西大学体育会航空部の活動は、グライダーでの飛行です。
グライダーで飛行するとは、どんなことなのでしょうか?
エンジンの付いた飛行機では絶対にできないこと!!そしてグライダーにのみ許された飛行があるのです。
その名は 「滑羽」  英語では、ソアリングと呼ばれています。

グライダーは皆さんがよく目にする「飛行機」とは違い、「滑空機」なのでエンジンがありません。
ではどうやって飛ぶのか?
文字通り「風に乗って飛ぶ」のですがここではわかりやすくグライダーを飛ばす方法を紹介したいと思います。

右のグライダーは、関大航空部の愛機、ドイツのアレキサンダーシュライハー社製の 「ASK23]です。エンジンの付いている飛行機に比べてすべてが細長くシャープで抵抗の少ないスタイルです

ウインチ曳航 ―Winch Tow―

一つはグライダーにワイヤーをつけて、凧揚げのように空に飛ばす方法です。ワイヤーを高速で巻き取ることによって、グライダーの浮き上がろうとする力が働き、機体が「離陸」します。
ワイヤーを高速で巻き上げる機械を「ウィンチ」といいます。
写真ではトラックの荷台にウィンチを乗せて運用しています。
ウィンチを操作するのは学生です。空を飛ぶだけでなく、グライダーを空へ飛ばすのも私たちなのです。
グライダー紹介動画(音量注意)

飛行機曳航 ―Air Tow―

もう一つはエンジンの付いている飛行機でグライダーを引っ張ってもらう方法です。
引っ張る飛行機のことを曳航機(えいこうき)といいます。
曳航機は学生ではなく、免許を持っている教官が運用します。
ウィンチではワイヤーの長さに制限がありますが、飛行機曳航でどこまでも高く上がることができます。


操縦桿を握るのは君だ!!

最終的には一人で飛ぶことが目標ですが、はじめから一人で飛ぶわけではありません。
乗り始めは後ろに教官が乗って、一緒に飛び方を練習していきます。
まっすぐに飛ぶ、旋回する、着陸する・・・。いずれは自分一人で飛ぶことになるので、皆と一緒にしっかり練習していきます。